福岡市西区の税理士寺田です。
7月に入り、税務調査の本格的なシーズンとなりましたね。
現在の税務調査では、AIを活用し効率的かつ的確な
税務調査が実施されています。
令和7年7月以降から、相続税の調査についても
AIが活用されていきます。
税務調査では、申告内容の適正性を確認するため、
多くの人員と手間を要してきました。
しかし、AIを活用することにより、
過去の申告データや調査データ、その他資料を解析し
申告漏れの高い納税者(法人・個人を問わず)を判定します。
これによって、限られた人員と時間の中で、
本当に調査が必要な案件にリソースを集中することができ、
調査効率が大幅に向上しました。
実際に、AIを活用した調査の導入後、調査件数は減少しているにもかかわらず
追徴税額は増加しており、AIによる選定の精度の向上が裏付けられています。
今後も、海外取引やインターネット取引、暗号資産や新たなデジタル分野での取引
についても、AIの活用により、取引追跡を行い、効率的に
申告漏れや不正の把握ができるようになると思います。
AIを活用した税務調査は、今後も技術の進展とともに
その精度が向上されていくことが予想されます。
しかし、一番大切なことは税務調査が入っても
否認事項がないように適正な申告を行うことです。
税理士と連携し適正申告を行うことも、
税務調査の対策となります。
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