福岡市西区の税理士寺田です。
2025年6月24日から、「Excel会計スペシャリスト」
という新しい資格がスタートしました。
簿記の知識とExcel操作を組み合わせた内容となっています。
簿記とExcelは私の業務に必要不可欠なスキルですので、
先日、試験を受けてきました。
試験は、PCを使って行われる
CBT(Computer Based Testing)形式の試験です。
試験時間60分、試験問題35問、1000点満点で700点以上合格
となっています。
結論から言いますと、合格しました。
受験してみての感想なのですが、
試験時間は、ギリギリ60分かかりました。
参考書は、試験団体が販売している公式テキストを購入しました。
始まったばかりの試験なので、その他にテキストはありません。
購入特典として、ブラウザで受験できる練習問題がついてきます。
私は、このテキストを2周ほどしました。
簿記の知識は、3級程度の内容ですので、
実務経験者は、簿記の知識でつまづくことはないと思います。
精算表の作成など、現在の会計業務ではほぼ見かけることのない
表の作成問題がございますが、テキストを一読すれば
対応可能だと思います。
Excelの操作に関してなのですが、正直、戸惑いました。
Excelの関数は、必要な時に調べて対応していましたので、
関数を暗記しなければならなかったのは、辛かったです。
問題の中には、本当にこの場面でこの関数がいるのか?と
思う問題もありましたが、テキストに従い
暗記しました。
逆に、ピポットテーブルの操作方法は
大変参考になりました。
現在の会計事務所では、会計ソフトや申告ソフト
を使って経理業務から申告作業までを行います。
今後、AIが発展し、経理業務はより効率化されていくと
思います。
だからと言って、簿記の知識が不必要になったわけではありません。
知識の裏付けがあってこそ、ソフトやAIを使いこなす
意味があるのだと思います。
興味のある方は、実力試しに受験してみるのも
面白いのではないでしょうか?